オランダからonlineでイエナプラン! イエナラボの3週連続探求コース体験
「教育ブッフェ Educational buffet」で、自分の生活に好きな学びをちょっとずつ。
我が家では、子ども自身が「学ぶ場」「学び方」を選んでいます。学校・フリースクール・通信教育・家庭・習い事・公共施設など、メニューは豊富です。
「イエナラボ」オランダからonlineでイエナプラン
今回は、以前ご紹介した「イエナラボ」体験リポートの続きです。
個別プラン体験リポートはこちら
educational-buffet.hatenablog.com
うちの娘たちは、オンラインのレッスンに慣れていないし、いきなり他の子とスタートするとすごーく緊張してしまいそう。
そこで最初に個別プランで先生との関係を作って、それからグループレッスンに参加しました。
先生といろいろおしゃべりして、すっかり馴染んだ次女と三女。
いよいよ今回、少人数・対話形式で学びあう「3週連続探求コース」を体験しました。
イエナラボHP
3週連続探求コースとは?
イエナラボHP「イエナラボ@オンライン」より
3週連続探究コースでは・・・
1週目(60分):テーマに沿って問いを作る
2週目(60分):探究と発表の方法を知る・探究する
3週目(60分):伝え合いタイム
を行います。
3週を1サイクルで「問い、探求、発表」をやっていくんですね。
通常は、先生がテーマを決めて、各自でそれに沿った探求をしていくそうです。
これまでのテーマ
4月:おにぎり
5月:トランプ6月:たまご
7月:氷
今回は夏休みの特別バージョンで、それぞれが自由にテーマを決めて調べ学習をしました。
うちは二人とも「猫」を調べるそうです。
いつもその辺におじいちゃん猫がゴロゴロしてるからね。
結果につながらない時
「問い、探求、発表」という型があると、気になるのは「その通りに運ばなかったら?」という事。
マンツーマンでは子どものペースに合わせる事ができても、グループレッスンだと他の子のペースもあるし、結果につながる参加が必要になってくるんじゃないかな。
その状況だと「やらせる」「やらされる」になってしまわないだろうか。
もちろん働きかけは必要だけど、そのうえで「最後に決めるのはあなただし、どちらを選んでもいいよ」という姿勢で待ってもらえるだろうか。
娘が苦手になった、とあるフリースクール
実は私がそんな心配をするのは、体験に行ったフリースクールで、「やらせる」「やらされる」があったからなんです。
強い言い方はしないけれど、優しく、やんわりと、楽しく、盛り上げて、大人の望む姿を求める。
「自分からやりたがる事だけやらせてください。」と言ってもなかなか伝わらず、娘は行き渋るようになりました。
何でも相性だと思うので、このフリースクールが合っている子もいると思います。
だけど、娘たちは やらされ感を人一倍、重く感じてしまうので、そこは気にしておきたいと思いました。
結果ではなく、きっかけ作り
私にとって、その答えになる文章がこちらでした。イエナラボ@オンラインより
調べることや発表することよりも、身の回りのことを不思議に思うようになるきっかけ作りを大切にしていきます。
1サイクルの中の結果(調べることや発表すること)よりも、不思議に思うようになるきっかけ作り。
この「きっかけ作り」というのが良いな、と思いました。
人を傷つけない限り、自分のあり方は自分が決めること。
「最後に決めるのはあなただし、どちらを選んでもいいよ」
という姿勢や、メッセージが込められていると思いました。
iPadで参加する環境を整える
パソコン(デスクトップ)と比べてiPadのほうが一体感がある、好きな場所に移動できる、iPadを動かして好きなものを撮影できる、などの利点があることは前の記事でも書きました。
個別プランの時は、1台のiPadを二人で使いましたが、
グループレッスンに参加するとなると、お絵かきやチャットもやるから1人1台のほうが良いでしょう。
うちには6年前に購入した古いiPadのほかに、長女と次女がZ会をやるために購入したiPadが2台、全部で3台あります。
まずはZoomをインストール
Zoomが古いiPad(2012年購入 三女用)にも入るか心配しましたが、無事インストールできました。よかった!
あとは先生から送られてくるリンク先に飛ぶだけですが、なぜか直接リンク先に飛ぶとエラーになってしまいました。
けれど、zoomを起動してから送られてきたリンク先の番号をペーストすればOK。
メッセンジャーで届いたzoomの番号をコピー&ペースト。
無事に入室することができました。よくわからないけど、参加できれば問題なし!
タッチペンを購入
100円ショップのタッチペンが続々と壊れてしまい、丈夫そうなやつを購入することにしました。
2つで3000円以上したので痛い出費だけど、自分を暗示にかけて「Z会で使うし、塾に通うバス代より安い!」と思うことに。
入力ストレスが減って学習環境が向上すれば良しとします。
キーボードはどうする?
前回、次女はキーボードを使って入力していました。
三女にも必要かな?と思ったら、二人ともiPadで表示されるキーボードで入力しています。
次女に聞いたら、「キーボードを使うと、画面全体に入力の画面が出ちゃう。iPadのキーボード画面なら半分だけだから」とのこと。
なるほど。それならキーボードは買わなくていいね。ホッ。
というわけで、Zoomとタッチペンの準備ができたところで、いよいよ探求コースに参加します。
※3回とも私がサポートに呼ばれることはなく、私は他のことをやっていました。その為ずっと様子を見ていたわけではないのですが、見聞きした範囲でレポートします。
3週連続探求コース スタート!1回目「問いを作る」
初のグループレッスンです。緊張するかな?と思ったら全くそんな様子もありません。
2人で参加しているから、かな?
2台のiPadで並んで参加すると、音がずれたりお互いの音を拾ってしまうので、別々の部屋で受けます。
どこから参加するか自由に選べるのもiPadの良いところ。
参加者の画面が並び、それぞれの画面に名前が表示されます。
名前は自分で自由に変えられるので、子ども達は絵文字を入れて可愛らしくアレンジしています。
1回目はお絵かきやおしゃべりのあとで、調べ学習のテーマをそれぞれで決めたようです。
次女は2階にいてメモが無かったようで、紙皿に調べ学習のメモをしていました。
初めてのグループ学習で心配でしたが、意外なほど スムーズに初回が終了しました!続きは翌週です。
3週連続探求コース 2回目「探究と発表の方法を知る・探究する」
お絵かき大会
チャット(三女はひらがな入力)
みんなの意見を聞く
発表に向けて作業
グループで話したあと、順番に個別アドバイスを受けて、他の子のアドバイス中はアドバイスをもとに自分の作業をしました。
次回は最終の3回目。発表です。
発表にむけて、資料を完成させる
次女は新聞形式でまとめました。
ズンバで体をほぐしてー。
3週連続探求コース 3回目「伝え合いタイム」
しっかり者の次女が作った新聞は、しっかりまとまっています。
しっかり準備して参加!
次女が発表。猫の特徴について。
ちょっと声が小さかったので、他の人に聞こえるかな?と心配しましたが、
三女のiPadから聞こえてくる声は、元の声に比べてはっきりと大きく聞こえました。
これは良い。
教室でこの声で発表すると、「声が小さくて聞こえません」とか「もう一度、大きな声で」などと言われて、余計に委縮するパターンになりそう。
オンラインだと音を拾ってくれたり、必要ならマイクをつけたり、チャットで参加したり、やりやすい方法がいろいろありそうです。
三女も発表。飼っている猫の紹介。
「ぎもん(猫の名前)は、あまえんぼうで、かわいくて、いま14さいです。
あかちゃんのとき いとこがくれました。あまったのがぎもんだったので、ままがもらいました。
ぎもんのなまえのゆらいわ しっぽがはてなでぎもんです。」
他にも、ミッキーマウス型のくるくるストローやバランスボールを皆に見せていました。
こんな様子。
先生のブログ記事はこちら
子ども達は終始リラックスして参加し、終わってから「楽しかった-」という感想を言っていました。また参加しようね。