Educational Buffet!

学びをえらぶ 自分で決める 環境をデザインする 家庭ベースの教育ブッフェ

21世紀を生きる子ども達には、対等な人間関係の作り方を

これからの子育てはフェミニズムを積極的に取り入れた方が良い。

 

 

人種、性別、年齢、まったく違う人同士が一緒にチーム組む場面はこれからどんどん増えていく。

そんな中で女性蔑視が滲み出ちゃうヤツは、チームメンバーから排除されるし選ばれなくなると私は思っている。


たとえば、明治の不平等条約の頃に生まれた優秀な日本人がいる。

その時代に彼は、西洋列強の白人とチーム組んで対等な関係で仕事できるだろうか。

相手が最初から日本人を下に見ていて馬鹿にしているのに、

意見言ったら生意気だと言われるのに、チームでの仕事ができるだろうか。

どう考えても、それではチームは機能しないし、まともに働けない。

 

昔と違って、これからは差別をやめられないヤツはチームから排除される。

選ばれなくなる。

 

相手の属性で対応を変えてくるようなヤツは、

流れを止める、生産性の低い、足を引っ張る、邪魔者でしかないから。

 

 

私は自分の子どもをそんな身の上にしたくない。

性差別コミュニティから出られない人間にしたくない。

広い世界を見せたい。

 

広い世界を見るためには、

英語よりも、まずは対等な人間関係を知ることのほうが大事だと思う。

差別してしまう子は、学びのチャンスもどんどん限定されていくと思うから。

 

これまでのような一方通行の授業であれば人格は無関係だったけれど、

これからは授業のあり方も、双方向の学びにシフトしていく。

人との関係性の中で学ぶことになった時、「限定された属性としか協働できない子」の学習量ってかなり制限されると思う。

そこからもう差が開いていく。

 

 

だから私は子ども達にフェミニズムを教えようと思う。

大人と子どもは本質的に対等だという事も、自分をアップデートさせながら。

親を取り巻く エセ科学と共依存の罠

不登校の悩みを話し合ってきた友人から

『子どもを病気にする親、健康にする親』という本をもらった。

「友だちにもらったんだけど、もう持っていたから」と。

何だ?流行っているのか?

 

パラパラとめくって言葉を失った。

 

 

「ワクチン打つな、

子どもをスクールカウンセラーに見せるな、

小児科受診させるな、

児童相談所に近づけるな。」

 

マジかよ。

 

何の因果か、エセ科学子育て本をもらってしまったらしい。


特徴的なのは、「結論を」「言い切って」「指示」する事。

そうだろうとも。

読んだ人間はそれを無批判に信じれば、悩みと葛藤から開放されるからな。

 

 

親の仕事って、

問題を前に、調べて悩んで決断し、葛藤と共に結果を引き受ける、の繰り返しだ。

本当にこればっかだ。

自分の決断が間違っているかもしれない、その葛藤を抱えつつ結論を出す。

しかも結果は子どもに被さってくる。

めちゃくちゃしんどいよ。次から次へと。

でもやるしかない。

それが親の仕事だ。大人の仕事だ。

 

 

しんどいから、言い切りの指示に従いたくなる気持ちはわかる。

でもこれはカルトだよ。

他者に相談させず、自分だけを信じるように仕向けているじゃん。

ワクチンだの食べ物だの、いろいろ書いてるけど、
それも科学的な態度で検証したら、言い切りなんて軽々しくできないはず。

 

たしかにな、

 

スクールカウンセラー精神科医も、共依存をしかけてくるヤツはいる。

フリースクールのキラキラ経営者も、結局はフォロワーが欲しいだけってヤツもいる。

教師だって、子どもを理想の実現の道具にしてるヤツもいる。

でも、子ども本位の大人も沢山たくさんいるんだよ。

ちゃんといる。

 

当たり前すぎるほど当たり前だけど、

小児科医もスクールカウンセラー児童相談所もなんでも

相談するなら、いきなり無批判に信頼せずに、

信頼できるかどうか、まずは用心して相手を見定めるしかない。

信頼できないと思ったら

担当変えてもらうとか、場所変えるとか、手間をかけてマッチングするしかない。

 

そんな手間かけるの大変だよ、確かに。

悩んでる時にそんなことやるの、本当に辛い。

いじめだの、不登校だの、子どもが悩んでいる時は特に。

 


だから、言い切りと指示に任せたくなる気持ちはわかる。

でも、それは自分自身を他者に引き渡す事になるし、

そこに子どもを巻き込む事になる。

 

こういうエセ科学子育て本の、親の悩みや不安につけ込んだやり方が気に入らない。

書いてる本人も、自分の内面の欲求を自覚してないだろうな。

そんな奴に人生をおすそわけしちゃって良いのかよ。

これに救われたと思っている奴は、目を覚ませ!!

 

という感想でした。

 

 

それにしても、この本を喜ぶと思われてプレゼントされた自分が情けないぜ。

やっほーい!

オルタナティブ教育と安楽死と日本

Twitterで目にした言葉が頭から離れない。

 

 

 

安楽死には賛成だけど、日本のように人権も個人の尊厳も理解されていない国で安楽死を導入したらとんでもない事になる。(弱者が自ら死を選択されられる)日本での安楽死は反対。」

 

ということかな。悲しいけど私もそう思う。

 

頭の中で「安楽死」のワードを「民主主義」「国民主権」に入れ替えたら?

身近なところでは「オルタナティブ教育」に入れ替えてみたら?

 

オルタナティブ教育には賛成だけど、日本のような人権もへったくれも無い国で、オルタナティブ教育を導入したら、、、」

 

日本の場合、公教育以外の選択肢を増やす事が、諸外国と全く違う結果をもたらすのではと心配になる。


自己責任の名のもとに、教育に対する国家の責任回避につながらないだろうか。

公教育への更なる予算削減にならないだろうか。

それを目的に、すでにオルタナティブ教育の政治利用が始まっているのではないか。

 

人権理解の進んでないこの国で、その状況を再生産させているのは公教育。

 

だけどその公教育こそが、貧困や機能不全家庭など、困難な状況にある子どもの教育を保証できる唯一の手段になっている。

 

自分の子どもが不登校でも関係ない。公教育は守りたい。

 

主権者の多くが、人権や民主主義を理解する機会を奪われ、弱い立場になると「自らを排除する」という暴力的な思考を持たされている。

当然それを他者にも求める。

 

そんな中で、どうすれば公教育を守れるのか。

公教育による子どもや教員への人権侵害をやめさせられるんだろう。

 

富士山の頂上に行きたいのに、樹海で立ちすくむ。

前世代からのギフト&バトン

「前世代からのギフト&バトン」

 

私は、自分が経験した「社会システムから来る悩み苦しみ」を、娘達に負わせたくないと考えています。

 

社会システムを変えるべきだと。

 

 

もし私が一昔前に子育てしていたら、

子ども達がその悩み苦しみを少しでも楽に受け止めて、「幸せ」と感じるようにと努力していたかも知れない。

 

疑問など持ったら苦しいだけ。

 

考えるな、と。

 

 

私が社会システムに疑問を持って、次世代に引き継ぎたくないと考えている、

 

その事自体が、

 

親世代、祖父母世代の願いと努力の結晶なのかもしれない。


(直接の血縁に限らない。そういう人は次世代を考えていたから)

 

 

つながりは横だけじゃない。縦にもしっかりつながっている。

 


きっと未来は明るい

オランダからonlineでイエナプラン! イエナラボの3週連続探求コース体験

  「教育ブッフェ Educational buffet」で、自分の生活に好きな学びをちょっとずつ。

我が家では、子ども自身が「学ぶ場」「学び方」を選んでいます。学校・フリースクール・通信教育・家庭・習い事・公共施設など、メニューは豊富です。

 

「イエナラボ」オランダからonlineでイエナプラン

 

今回は、以前ご紹介した「イエナラボ」体験リポートの続きです。


個別プラン体験リポートはこちら

educational-buffet.hatenablog.com


うちの娘たちは、オンラインのレッスンに慣れていないし、いきなり他の子とスタートするとすごーく緊張してしまいそう。

そこで最初に個別プランで先生との関係を作って、それからグループレッスンに参加しました。

 

先生といろいろおしゃべりして、すっかり馴染んだ次女と三女。

いよいよ今回、少人数・対話形式で学びあう「3週連続探求コース」を体験しました。


イエナラボHP

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