Educational Buffet!

学びをえらぶ 自分で決める 環境をデザインする 家庭ベースの教育ブッフェ

学校を考える

長女の通知表 私の通知表

我が家では、学校・フリースクール・家庭・習い事など、様々な社会資源を組み合わせて、子ども自身が選ぶ形をとっています。 長女は1年間のホームスクーリングと3ヶ月のホームステイ体験のあと、2年生になったこの4月からは学校に通い始めました。 毎日楽…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち5 知りたいことリストアップ

「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」2018/2/2 新井 紀子 (著)について最終回です。 最終回は「知りたいことのリストアップ」をして終わりたいと思います。 読解力を上げるには。精読・深読にヒント? 読解力の向上にいて著者は ・アンケート調査から、読…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち4 「暗記コミュ力」の功罪と「読解コミュ力」の必要性

今回もひきつづき、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」2018/2/2 新井 紀子 (著)について。 前回の記事では、 「暗記力に基づくコミュニケーション能力」(暗記コミュ力) 「理解」を伴わない 相手をカテゴライズする。(人種・年齢・性別・地位など) カ…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち3 フレームの暗記だけで生きる人たち

今回もひきつづき、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」2018/2/2 新井 紀子 (著)について。 人生そのものを暗記で乗り切る人がいる? 第一回では 読字が苦手な子は、一定数いる 高度成長期に大学への進学率が上がった 理解をすることが難しい子も、入学さ…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち2 すべての子どもに教科書の選択を

今回もひきつづき、「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」2018/2/2 新井 紀子 (著)について。 前回の記事のおわりに、次のように書きました。 中学生の読解力がサイコロ並み(2択なら50%)というのは、相当数の人が「読み」を苦手としているということ…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち1 AI vs. 読める教科書を使えない子どもたち?

今回は「本のご紹介&感想」を記事にしたいと思います。 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」2018/2/2 新井 紀子 (著) 本屋に平積みになっているので、読まれた方も多いと思います。評判が良かったので手に取ったこの本、私も夢中で読んで衝撃を受けまし…

たった一つのサイズの靴・たった一つの教育で「危険な道を歩け!」 外国人移住者の子どもに求められる日本語教育から考える

今日は、「日本に移住した外国人の子どもへの日本語教育について」 私がこうありたいと尊敬するお父さん、鈴木 学さんののFacebook投稿をご紹介したいと思います。 日本語を母語としない子ども達と直接のかかわりが無くても、 「子どもに対して大人はどんな…

ようこそ教育ブッフェへ!Welcome to our educational buffet!

我が家では、学校・フリースクール・通信教育・家庭・習い事・公共施設など、様々な社会資源を組み合わせて、子ども自身が「学ぶ場」「学び方」を選んでいます。 「教育ブッフェ Educational buffet」で、自分の生活に好きな学びをちょっとずつ。 それが娘達…

デイジー教科書勉強会4 教室利用と評価の壁

2018年6月15日 学習障害のある子供向けデジタル教科書(デイジー教科書)の勉強会を見学しました。 今回は、デイジー教科書勉強会についてのまとめ4回目、最終回です。 最終回は、デイジー教科書やiPadが教室で使えない事について。実際にうちもその壁に当…

デイジー教科書勉強会3 国際的な動きについて

2018年6月15日 学習障害のある子供向けデジタル教科書(デイジー教科書)の勉強会を見学しました。 デイジー教科書勉強会についてのまとめ3回目です。 デジタル教科書普及へ、国際的な動きの影響も デジタル教科書をめぐる動き 日本の動き 欧米の動き 国際…

デイジー教科書勉強会2 デジタル教科書の有効性を具体的に学ぶ

参議院議員会館で行われた勉強会 「障害のある児童生徒にアクセシブルなデジタル教科書を」参加体験の続きです。 デイジー教科書 勉強会のテーマ デイジー教科書の有効性 「これなら勉強できる!」 製作者はボランティアで、負担が多く安定供給が難しい 教科…

見守る人、介入する人

不登校デビューから2ヶ月がたった三女。 クラスの活動には参加しないけれど、通級や別室での図工には楽しく通っています。(給食も行っているので、厳密には不登校にカウントされないかも。) 今日も別室で図工をしたのですが、そこで少し考えてしまう出来…

書字障害を考える 支援までの道のり 三女の場合

子どもの成長ってあっという間ですね。 三女もいつの間にか背が伸びて、大人びた発言も多くなり、もともと優しいところがあったのですが、最近はますます優しさに磨きがかかってきたような気がします。 そんな三女の成長と支援のあり方を、時々は記録してい…

デイジー教科書勉強会1 行政主導でまずは予算を

今日は、参議院議員会館で行われた勉強会に参加してきました。 「障害のある児童生徒にアクセシブルなデジタル教科書を」 というテーマで、デイジー教科書について国内外の動きを知ることができました。 三女が学習障害で、学校での学びや基礎学習につまずい…

私が公教育に未練を持たないいくつかの理由その2

「私が公教育に未練を持たないいくつかの理由その1」は、 「中学校での不適切な性差別をやめてよ~」という意見を、自治体から気持ちよくスルーされた時のお話でした。 それからちょうど一年。 今回は「相撲協会の性差別を表記したチラシを、小学校で配るの…

図工の先生とつながろう!

昨日の記事「教科の先生とつながろう!」 続きで、今日は図工の先生についてお話します。 きっかけは長女から そして次女も 図工の心地よい距離感 さらに三女も 図工は全感覚を使った全身運動 佐藤忠良さんの言葉 美術を学ぶ人へ 佐藤忠良

図書の先生とつながろう!

「教科の先生とつながろう!」 「図工の先生とつながろう!」 に続いて、今回は図書の先生についてお話します。 心おだやかになる特別な空間「図書室」 図書を借りるだけ、の小さなつながりもおすすめ できるかな?図書室登校 図書室に行ったら展示物に注目…

教科の先生とつながろう!

今は次女と三女がホームスクーリングをしていますが、給食は学校で食べるので私もほぼ毎日学校に行っています。 そうすると、だんだん教科の先生とも顔見知りになって、ちょっとおしゃべりしたり、教科のアドバイスをもらうようになりました。 今回は、そん…

私が公教育に未練を持たないいくつかの理由その1

今回は、学校のあり方についてがテーマです。 先生個人ではなくて、「学校」という体制についての問題提起と、それを間接的に支持し続けている、自分も含めた大人への問題提起として書きました。 偉そうに言えた義理ではないんですが、自省と、次の世代に少…

もしも、教育制度と高齢者福祉制度が入れ替わったら?②

「もしも、教育制度と高齢者福祉制度が入れ替わったら?①」のつづきです。 educational-buffet.hatenablog.com 高齢者福祉には選択肢が複数あって、ケアマネジャーと相談の上で利用する施設を選べます。 それに比べて、教育制度には選択肢は一つだけ。「学校…

もしも、教育制度と高齢者福祉制度が入れ替わったら?①

以前、全ての子どもに公教育を届けられるよう、学校以外のルートも作ってほしい!という記事を書きました。 educational-buffet.hatenablog.com educational-buffet.hatenablog.com 今回は、高齢者福祉と教育を比較して、教育の現状を考えてみたいと思います…

不登校 先生の絶妙な距離感の見守りに感謝

不登校になるとまず頭をかかえるのが、学校とのやりとりですよね。 不登校について調べると、やっぱり様々な悩みを目にします。 不登校 学校との関係作りをどうする? 登校圧力の原因は?個人の価値観か学校の価値観か 子どもへの小さなアプローチも、大人同…

登校することが困難な児童生徒に多様な教育機会を

2017/5/29 日経新聞の記事から思ったことを。 www.nikkei.com (記事より抜粋) 不登校の児童生徒の問題については 「1990年代初めから比べて倍増しているが、国際的にみると欠席は依然少ない」 と評価しつつも、 登校することが困難な児童生徒に多様な教育…