NHK 真面目な運痴サイボーグ!「はりきり体育ノ介」
自宅で学ぶホームスクーリングを始めると、子どもの運動不足が気になりはじめます。
我が家では体操教室に通ったり、なるべく公園や児童館へ行く、体育館の個人開放に参加するなどして体を動かす機会を作っています。
だけど運動嫌いな私は、子ども達の「やりたい気持ち」にうまくアドバイスできないんですよね。
今回は、そんな私にも子ども達にも助っ人になる動画コンテンツをご紹介します。
- ユルすぎる体育番組「はりきり体育ノ介」
- 体育授業のトラウマが運動の妨げになる
- 体育ほど、子どもの自尊心を高め、子どもの自尊心を傷つける授業は無い
- 真面目な運痴サイボーグ 体育ノ介
- 見て楽しんだらユルく活用しよう!
ユルすぎる体育番組「はりきり体育ノ介」
今回ご紹介するのは、体育のできないポイント&できるヒントが得られる番組
「はりきり体育ノ介」です。
ユルすぎて単純に面白いので、まずは1本見てみてください!
体育授業のトラウマが運動の妨げになる
私は体育大っ嫌いな小学生でした。
どんくさい子だったから駆けっこはいつもビリ、ゲームではやられ役。
マットや跳び箱は何をどうすれば良いかわからないまま、出来ない事を何度もやらされる。
マラソンは苦しいのに繰り返しやらされる。
休み時間でも走らされる。
休み時間に走った回数が少ない、という理由で黒板の前に立たされて、クラス全員の前で注意されたこともあります。
え、「休み」時間ですよね?と今なら思いますが、当時は自分が怠け者なんだと素直に思っていました。
そんな中でクラス内でも自分の中でも「できない子」という意識が出来上がっていきました。
だから大人になってからも、どんなに楽し気にスポーツに誘われても、苦手意識とやらされ感が先に立ちまったく楽しめませんでした。
体育ほど、子どもの自尊心を高め、子どもの自尊心を傷つける授業は無い
体育というのは、本人の実力が周りにもはっきり見える教科です。
授業中に公になった実力が、子どもの自尊心に直接影響してしまうんですね。
子どもが運動嫌い(体育嫌い)だった場合、単に技術の問題ではなく「自尊心」の部分で、すでに「抵抗感」を持たされている可能性があります。
そこを解決せずに技術を伝えても、子どもに入っていかないでしょう。
実は「はりきり体育ノ介」はその問題にも対応している番組なんです!
真面目な運痴サイボーグ 体育ノ介
妙な博士が開発した一見カンペキに見えるサイボーグ。
蓋を開けてみれば全く運動ができず、博士は一つ一つ運動プログラムをし直していく、という設定です。
この設定、実に考え込まれているなーと思います。
主人公は運動音痴
→共感・同一感
主人公は人間ではなくサイボーグ
→できなくて落ち込む場面で共感しつつ、サイボーグという設定のおかげで深刻な劣等感をイメージさせない
リード役は博士
→親でも先生でもない。体育ノ介に問題があるととらえず、自分のプログラムを直している。
指導方法はお手本との比較&できるポイントのインストール
→ダメ出しや根性論ではなく理論をイメージしやすく伝える。
やたらユルくて笑えるストーリー
→体育が苦手な子(抵抗感を持たされている子)にもリラックスして受け入れられる。
いやー、考えぬかれています。製作者の子どもへの愛を感じます。
見て楽しんだらユルく活用しよう!
もちろんこれらの運動ができるようになる必要はないので、必要に応じて利用すれば良いと思います。
興味を持つきっかけとして視聴したり、困っているところだけ視聴したり。
特に見ると良いのが「水泳」ですね。
マットや跳び箱と違って、泳ぐ場面は大人になってもあるので。
この夏は、私も「はりきり水泳ノ介」を見て少しはプールを楽しもうと思います。