社会問題から学ぼう カンボジアの若者の自立支援活動2
以前、カンボジアで活動するNPOが携わったサマーギフトについて書きました。
荷物が届いたよ!
三人のバトルが始まるよ。
やったー!
私が開ける!いや私が!
触らないでよ!ズルいよ、私が出すんだよ!勝手に開けないでよ!
登場ー!やっと出てきました。
気になる中身は?
雰囲気のあるカゴの蓋を開けると・・・
印象的な花のロウソクと、パッケージになったスナック類。
説明書には生産者であるカンボジアの若者たちの紹介や、商品の詳細が載っています。
カンボジアのスタッフさんのメッセージかな?ひらがなで書いてある。
ロウソク
花の入っているロウソクです。可愛い!
ふりかけ
干しエビや干し魚、レモングラスなどの香草が入ってます。
ごはんにパラパラ・・・エスニックな香りがします。
美味しい!アジアン料理が好きな人にはたまらない味です。麺類にも合いそう。
こぶみかんの葉が口に残ってしまうので、もう少し細かく刻んだ方がいいかな。
ご飯にかけるだけでアジアン料理を楽しめるから、これは良いですね。
子ども達はエスニックな香りが苦手でした。大人になってからだね。
フレーバーカシュー
甘い味付けのカシューナッツにハーブを加えたもの。
お皿に入れてみんなでつまむ。
うん、パームシュガーの甘さにハーブが香って美味しい。
長女と三女はハーブが苦手だったけど、次女は気に入ってました。
おつまみナッツ
これは大人向けかな。ビールが進む味です。(私はノンアルコールで)
お皿に入れて・・・と、写真を撮る前にどんどん食べてしまった。(数日に分けてですよ)
ナッツとハーブとにんにくのバランスが良いです。止まらないヤツです。
残りわずかになって慌ててお皿に入れて撮影しました。
トロピカルビスコッティ
普通のビスコッティと違うのは、米粉・バナナ・マンゴーが主原料というところ。
二度焼きした固いクッキーで、紅茶と一緒にいただきました。
子ども達もお気に入り!
紅茶に浸しても、浸さずにそのまま食べても美味しかったです。
トロピカルな香りのするビスコッティでした。
商品一つ一つの物語
サマーギフトを手掛けたCWAカンボジアさんのページを見たら、カシューナッツについての記事がありました。
約200世帯1000人が暮らすのどかなオクルカエ村が私たちのコミュニティワークの現場です。この村の主産業は農業で6月から10月までの雨季にはお米を、11月から5月までの乾季には南国の果物やカシューナッツ栽培をしています。
しかしこのカシューナッツ栽培には問題がありました。農家の役割はただ生産するだけ。乾季になるとお隣の国ベトナムからのバイヤーが村をうろうろし、殻付きのまま安価で買い取っていくのです。
この問題を解決するため、村単位でカシューナッツの六次産業化(生産だけでなく加工し、販売まで行うこと)に取り組み、地元に雇用を生み、村人の働き口を生み出せないか?と考えました。村長はこの新たな挑戦に賛同してくれ、村からも協働プロジェクトに参加する若者が選出され、カシューナッツづくりが始まりました。
最初は小さな規模で継続した長い取り組みにするのが、私たちのコミュニティワークの手法です。
せっかく生産したカシューナッツも、そのままだと安く買いたたかれてしまうだけの現状。
加工して付加価値をつけて販売することで、村内に雇用を生もうという取り組みだったんですね。
カンボジアを取り巻く状況など、もう少し勉強して子ども達に伝えたいなと思いました。