Educational Buffet!

学びをえらぶ 自分で決める 環境をデザインする 家庭ベースの教育ブッフェ

良質な動画は学びへの広い間口

今回は「動画について」です。

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書字障害のあるうちの三女(小学校3年生)。

三年生になって学校生活について行くのが難しくなり、お姉ちゃんたちに続いてホームスクーラーデビューしました。

 

 

 

それぞれに合った学びのかたち

 

お姉ちゃん達は割と勉強を苦にしないタイプなので、学習に関しての私の役割は教材選びとスケジュール管理だけで済んでいました。

 

 

三人目とはいえ、学習障害対応のホームスクーリングは初めてです。

 

しかも学校で「できない自分」のイメージを持ってしまっているので、勉強に対して抵抗感を持っている。

 

彼女にどんな学びの環境を用意すれば良いのか、今も試行錯誤中です。

 

 

良質な動画は学びへの広い間口

 

試行錯誤しつつも、ひとまず彼女にあった学び方を見つけました。

 

それは「動画によるインプット」と「会話によるアウトプット」

 

ドキュメンタリー好きな三女は、私と一緒に難しい番組もよく見ていました。

そしてそれをおばあちゃんや通級の先生など、じっくり聞いてくれる大人に詳しく説明している。

 

この良い循環を積極的に取り入れようと思いました。

 

動画によるインプット

 

「動画によるインプット」→興味のある動画コンテンツを見る

 

動画だとお勉強感が無いのか、難しい内容でも興味を持って見ています。

 

できればこの時、大人と一緒に見ると良いようです。

大人がそばにいれば「〇〇って何?」と聞いてくるので、その場で教えてあげられます。

大人がそばにいないと、疑問を口にしないまま忘れてしまうので、ちょっともったいない。

大人は短時間で回答をしないといけないので、脳トレーニングにもなりますよ。

 

例えば、アメリカについての中高生向けNHK動画を見た三女の質問です。

「平等って?移民って?不法移民って?独立って?NASAって?」

わずか10分の間にこれらの質問が飛んでくるんです。

 

↓動画はこちら(NHK for school)

「なぜアメリカには人が集まるのだろう?~北アメリカ州~」

www.nhk.or.jp

 

会話によるアウトプット

 

「会話によるアウトプット」→安心できる環境で、しっかり聞いてくれる大人と会話する。大人に教える。

 

1対1が良いのか、大人数が良いのかは子どもの個性によりますが、安心と傾聴は共通で大切なポイントだと思います。

 

三女は話すのが遅くて大人数での会話についていけません。

1対1でも口の強い子に会話を遮られたり、三女の会話を待ちきれなくて苛立たれたり。

彼女の言葉を辛抱強く待てる大人でないと、スムーズなアウトプットができないんですよね。

 

言葉を時々くりかえして、ちょっとした質問をして、総合的な感想を聞く、という事を心掛けてます。

 

 

良質な動画をストックしよう

 

さてこんなに仰々しく書きましたが、これって生活の中で自然にできている家庭も多いのではないでしょうか。

 

でも私は家事がしたくて、自分の事がしたくて、動画にお任せだったことが多かった。

動画はお勉強が終わった後のご褒美としての位置づけだけでした。

 

一緒に動画を見て、あれこれおしゃべりすると、こんなに面白くて知識が増えて興味が広がるんだな、と今さらながら気づいたんです。

これが自然にできているご家庭は、やっぱりベースになる知識量が変わってきますよね。見習いたいです。

 

 

そうは言っても大人にだってやりたい事がある。一人で見てもらうことも多いです。

大人がいなくても安心して見せられるコンテンツを、データでも情報でもストックできると良いですよね。

 

私も今後、安心して見せられるおすすめコンテンツをご紹介していこうと思います。