OD 起立性調節障害 梅雨のハードル 親の心のセルフケア
じめじめの梅雨、イヤーなものですね。
特にOD 起立性調節障害の子にとって梅雨は大きな試練。ODは血圧の関係でこの時期に体調を崩すことが多いんです。
ODの子を持つ親にとって、新生活の疲れが出る5月と梅雨の6月をいかに乗り切るか、切実な問題です。
OD 起立性調節障害の対処方法をおさらいしてみた
我が家でも案の定、梅雨入りしたとたんに、次女の体調がすぐれなくなってきました。
去年に比べれば、まだ良いほうかな。だけど、しんどそうな様子を見るのは辛いものです。
「自由に動きたいな、やりたい事あるのに、体が動かない」そう言ってダルそうに寝ています。
これはODのことを全く知らない時に購入した本で、細かいアドバイスにとても助けられました。
病気の対応だけでなく、学校との調整、理解の求め方、進学や就職など将来のこと。
「見通しが立たない病気」という事がわかったのはショックでしたが、それでもいつかは工夫して通常の生活ができるようになると書かれていて希望が持てました。
OD 生活の中でできる工夫
ごく簡単にまとめてみました。
- 起立性調節障害 生活の工夫
- 水分や塩分を多めにとる
- 急に起き上がったり立つことをせず、ゆっくり動く。頭をあげずに歩いて、少しずつ頭を上げる。
- 朝になったら明るくする。カーテンを開けて日光を入れる。
- 夜早くに寝るようにする(昼夜逆転しやすい)
- 夜に映像を見ない
- 朝になったら座る姿勢をとると良い。
- できるだけ体を動かして、自律神経を刺激する。
改めて本を読み返すと、面倒になってズルズルと前の習慣が戻っているものもありました。やらなきゃなぁ。
生活習慣の見直しは、即効性がないので忍耐力がいります。
中学生ならある程度自分で管理できるかな。それでも親の管理負担はけっこうなものです。
子どものメンタルケアの章を見て思いだし泣き
見開きの1ページだけ、蛍光ペンでマークしている部分がありました。
「親のとらえ方 不安や心配は抑えて、平常心で接する」という、子どもの心のケアのアドバイスのページです。
マークしていたのは次の文章。
子どもへのの接し方
- 子どものすばらしい点を心から喜ぶ、ほめる。
- 1日のなかで、どんなささいなことでも、子どものすばらしい点を見つける。
- 子どもの悪い点をいつも心配するのをやめる。
- 子どもを客観視し、冷静に接する。
- 親が落ち着いた態度で接するようになると、子どもは心の苦しみを吐き出し始める。
- 親が子どもを心配したり、気に病んでいたりすると、家族中が暗く沈んだようになり、子どもは心を開けない。
- 否定せず、きちんと話を聞いてくれる親なら、子どもも安心して相談事や愚痴が言える。
- 気持ちを吐き出すことで、心が癒え体の症状も良くなってくる。
このページを見るといつも切ない。
あの時、本当に必死だったな。苦しくても笑顔でいなきゃ、子どもの体調がますます悪くなる。
これができていなかったんだ。これをやるんだ。
そうして引いた線でした。
親の心も大事に、大事に
子どもの体調が悪くなると、途端に自分の気持ちも沈んでしまいます。
マークした文章を読み返して、「これは自分自身にも必要なんだ」と思いました。
置き換えてみると、
親の自分自身への接し方
- 自分のすばらしい点を心から喜ぶ、ほめる。
- 1日のなかで、どんなささいなことでも、自分のすばらしい点を見つける。
- 自分の悪い点をいつも心配するのをやめる。
- 自分を客観視し、冷静に接する。
- 自分に対して落ち着いた態度で接するようになると、心の苦しみを吐き出し始める事ができる。
- 自分の感情、苦しみを否定せず認める。
- 気持ちを吐き出すことで、心が癒え体の症状も良くなってくる。
親がハッピーなのが子どもの一番の安心材料
ついつい自分にダメ出ししてしまいがちだから、あえて「私って素敵」のゴリ押しで梅雨を乗り切ってみようと思います。
同じ悩み、近い悩みを持つ皆さん、共に自分の心のセルフケアで日々をやり過ごして、梅雨を乗り切りましょう!