依存は嫌!長女コアラの、スライム卒業宣言!
突然ですが、長女が今日、自ら依存症脱却宣言をしました。スライムの。
はっとした顔で、「それが無かったら落ち着かないって、普通の状態じゃない!幸せじゃない」と突然気づいたんです。
依存状態を自覚してキッパリやめる姿に驚いた。大人でも簡単じゃないですよね。
大切なことだと思うので、記録しておこうかと思います。
- 長女 起立性調節障害と、うまく付き合って通学した1学期
- スライムLOVEな長女 寝ても覚めてもスライム生活を3ヶ月
- スライム講座で教えたり、スライムグッズにお小遣いをつぎ込む日々
- Z会が滞っていることに気付き、突然の卒業宣言「私スライム依存症になってる 時間がもったいない!」
- 私は卒業できてないんですけど
長女 起立性調節障害と、うまく付き合って通学した1学期
今はほどほどに学校生活を楽しむ長女、中学二年生。
長女は中学校に入学後、学校生活が合わずに体調を崩し、1年間ホームスクーリングや単身でのホームステイをしました。
そこで生まれた自信がゆとりになって、今は「学校にしようかな、ホームスクーリングも楽しいな」と選択肢が増えました。
今は楽しみとして学校に通っています。ホント楽しそう!
頑張り屋の長女ですが、「無理をしない」ことも大切にするようになって、頑張りすぎないことをよく意識しているようです。
起立性調節障害の症状で辛い時は無理せず休む、
保健室もどんどん利用する、
運動会や合唱コンクールなどはやりたい範囲で参加するといった感じです。
やっぱり「疲れない」「無理をしない」「早めに休む」という事が大事ですね。
スライムLOVEな長女 寝ても覚めてもスライム生活を3ヶ月
今(2018年)ってスライムブームなんですかね。
100円ショップだけでなく、雑貨屋や文具店にもスライムコーナーがある。
4月ごろからか、長女の周りがスライムブームになったようで、長女も100円ショップで買い始めました。
さらには自作するようになり、YouTubeやネットでアレンジ方法を調べて様々な手触りのスライムを作るように。
ふわふわ紙粘土・スパンコール・大きめビーズ・スポンジ・シェービングフォーム・水のりetc・・・
それを、そば職人のように練り込み、伸ばして広げ、まとめて潰す。それを無言で延々とやっています。
「ママママママ!これすごいでしょ!」って見せられたりやらされるんですが、何が楽しいのかさっぱりわかりません。スライムで遊んでいない時も、YouTubeでスライムの映像を見ている始末・・・。
まぁ、久しぶりの学校生活で、いろんな情報を受けて帰ってくるので、こうやってボーっとする時間も大事なのかも。
スライム講座で教えたり、スライムグッズにお小遣いをつぎ込む日々
そうこうするうちに、フリースクールのイベントで教えたり、友だちの弟に教えたり、スライド作りがちょっとしたコミュニケーションツールになってきました。
研究が進んでくると、持っているスライムグッズじゃ飽きたらなくなってくる。長女はお小遣いをはたいて100円ショップで買い込むようになりました。
混ぜる用のボール、混ぜる棒、保存容器、食紅などなど・・・
一つ一つの良さを説明されるんですが、全く良さがわかりません。ワイングラスにスライム入れる感動って何だ?!
ま、とりあえず本人が幸せならそれでいいかと、見守っていました。
Z会が滞っていることに気付き、突然の卒業宣言「私スライム依存症になってる 時間がもったいない!」
なんとなく、長女にZ会の進捗状況を確認してみました。
チェックリストで確認すると、すでに12日になっているというのに、ほとんど進んでいないことがわかりました。
「あれ、全然進んでない。ヤバイ」
一日にやる必要のあるボリュームを計算して、計画を立てる長女でしたが、その作業中もスライムを始めてしまう始末。
「Z会が終わってからスライムをやれば?」と、ごく当たり前のことを言うと「そうだね!」とハッとした様子でした。何なんだ。
そして突然宣言をしました。
「私、スライムを卒業する。道具もみんなにあげる。」
「え?どうしたの?」
「最近、ずーっとスライムの事ばかり考えてたの。学校とかでも、スライムで遊んでいる想像したり、私、依存症になってた!
ヤバイ。スライムができないと落ち着かないなんて、幸せじゃない!」
ほほう。
「それは大事なことに気付いたね。煙草もアルコールも麻薬も、それなしではいられないから本当はとっても苦しいんだよね。
でもほどほどに遊ぶ分には良いんじゃない?しばらく隠しておくとか。」
「ううん。もうやめた。二人(次女&三女)にあげる。もっと勉強に集中して、上を目指したい」
「そっかー」
そして本当に、次女と三女にスライムグッズを譲り渡して、今日をもってスライムを卒業しました。
すごいなぁ。
私は卒業できてないんですけど
というわけで、妹二人に譲られたスライムグッズ。
今まで一人でグチャグチャやっていたのが、結局、二人に増えてますけど!
「ママ見て~」が倍になりました。
「自分で決める力」が育っていることを実感した日
今日は、長女の「やめる」と決める決断力と実行力に驚かされました。
そして、「やろう」「やめよう」と自分で決めたことは、土台がぶれないなと思いました。
逆に、やらされた事は自分の力にならない。
遠回りでも「自己決定」を最優先にして良かったし、長い目でみたらそれが一番、親にとっても楽なことなんじゃないかと思いました。
子ども達が不登校だなんだと面倒な日々ではありますが、将来が本当に楽しみです!