教科の先生とつながろう!
今は次女と三女がホームスクーリングをしていますが、給食は学校で食べるので私もほぼ毎日学校に行っています。
そうすると、だんだん教科の先生とも顔見知りになって、ちょっとおしゃべりしたり、教科のアドバイスをもらうようになりました。
今回は、そんな中で知った、教科の先生と連携することのありがたさ、子どもへの良い効果をお伝えしたいと思います!
- 教科の先生は「斜めの関係」 ゆるいつながりでホッできる関係づくりができる
- 教科の先生は専門知識の宝庫
- 教科の先生は細く長い付き合いができる
- 補助の先生も頼もしい存在
- 学校との関係も、一本の命綱ではなく、いくつもの糸をはってネットを作る
教科の先生は「斜めの関係」 ゆるいつながりでホッできる関係づくりができる
図書、図工、音楽、家庭科、など教科担任の先生は、いろいろなクラスの子どもを短時間受け持っています。
担任の先生がクラスの子どもに「深く」関わるのに対して、教科の先生は学校の子どもに「広く」関わっています。
それが「斜めの関係」になって、子どもにとって程よい距離感になるんですよね。親にとっても、教科の先生はなんとなくホッとできる。
学校の人間関係が嫌になっている子が、図書室を避難場所にしていることもあります。
教科の先生って縁の下の力持ちなんですよね。
教科の先生は専門知識の宝庫
教科の先生は、その分野の勉強や研修で専門知識を深め続けています。
知識だけでなく、学校の子どもと直接かかわっているので、その子にあったアドバイスができます。
例えば、図書館にも司書さんはいますが、学校の子どもの事を知っている先生だと、子どもの状況に合わせた本をすすめる事ができるんです。
最近は学校に行くたびに図書室にも寄りますが、その時にちょっとした本の情報を教えてくれます。
図工の先生は、家で取り組める工作を教えてくれたり、今は別室で図工をやってくれています。
実は同じ彫刻家が好きだという事がわかって盛り上がったり、美術展の情報を教えてもらったり、親の私も楽しく話させてもらっています。
保健の先生は、長女が体調崩して以来、次女も三女もめちゃめちゃお世話になりました。
次女は1年生の時から保健室に入り浸りだったし、次女・三女とも一緒に給食を食べさせてもらったり。
私も普段の生活でできる事をいろいろ教えてもらいました。
残念ながら音楽と家庭科の先生は、毎年変わってしまうんですよね(子どもの学校の場合)。
翌年はクラス担任になったり、産休に入る先生が音楽や家庭科を担当して産休代替の先生に変わったり。
同じ先生が長く担当すれば、子どもの避難場所が増えて良いと思うんですが、予算や人事の関係で難しいんでしょうね。
それでも家庭科の先生は放課後に作品作りを教えてくれたり、家庭でできるようにまとめてくれて、短期間ながらも関係作りをしてくれています。
教科の先生は細く長い付き合いができる
教科の先生とのつながりで一番ありがたいのは、異動までは関係が続くということです。
担任の先生は、担任からはずれると挨拶だけの関係になってしまいます。先生たち忙しそうだし、仕方ないんですけどね。
そんな中、関係が同じままの先生がいるのはとても心強いんです。
これは子どもにとっても同じで、新学期で環境が大きく変わる中でも、変わらない距離の先生がいるのは安心材料だと思います。
補助の先生も頼もしい存在
子どもの学校の場合、補助の先生は、学校の先生を定年退職して非常勤として勤務している先生が多いです。
長女の担任の先生が、そのまま今は補助の先生になっていたり、近所に住む元先生が補助の先生になっていたり。
二人とも元気でマメに声をかけてくれます。
一人は、ご自身が起立性調節障害で学校に行けなかった経験があるそうで、子どもにも「大丈夫だよ。大人になったらこんなになっちゃうから!」と元気づけてくれます。
学校との関係も、一本の命綱ではなく、いくつもの糸をはってネットを作る
担任の先生が変われば、時々は相性が合わない先生も出てくると思います。
そんな時でも他に変わらない関係があると、安心感があって、担任の先生との関係も感情的になりにくくなると思います。
学校そのものにこだわる必要はないんですが、学校にはたくさんの教育資源、社会資源が集まっていて、私としては、必要に応じていつでも子どもとつなげる体制をキープしておきたい。
そしていろんな大人とのつながりを持ち続けてほしい。
他の先生とのつながりがあれば、学校との関係が少し楽になると思います。
私の場合、学校に顔を出す中で自然に関わるようになったんですが、これは学校に顔を出す機会がないとなかなか難しいことですよね。
それでも、小さな関わりが0か1かでは、ずいぶん違うのではないかな、と思います。
連絡帳でおすすめの本を聞いてみる、図書だよりや図工だよりの記事の感想を伝える、担任の先生経由でアドバイスをもらうなど、
ちょっとした関りからはじめてみるのも良いかもしれません。