図書の先生とつながろう!
に続いて、今回は図書の先生についてお話します。
心おだやかになる特別な空間「図書室」
小学校って子ども達が本当にパワフルで、にぎやかなんですよね。
敏感な子どもにとっては、ずーっとその環境が続くとしんどくなってしまいます。
次女も「学校は好きだけど、大勢のいる場所は疲れちゃう」とよく言います。
そういう子にとって、図書室は静かに過ごせる避難場所になります。
図書を借りるだけ、の小さなつながりもおすすめ
不登校だけど学校とはつながっていたい、本人も学校と関わりたいという場合、まずは「図書を借りるだけ」のつながりがちょうど良いかもしれません。
不登校なのに学校に行きたいの?と不思議に思うかもしれませんが、
「友だちと遊びたい」
「先生と話したい」
という気持ちを持ちつつも、いろいろな原因で実行できない場合もあるんですよね。
次女がまさにこれでした。長時間ずっと学校のペースで動くと疲れてしまうんだけど、友だちと遊びたいし先生も好き。
他の子がいる時間帯に行くのはハードルが高いという場合は、先生と相談して、ほかの子がいない時間に利用させてもらうと良いと思います。
そうやって図書の先生に慣れてくると、「教科の先生とつながろう!」で書いたように、クラス替えに影響されない関係につながって、
そこから少しずつ関係が広がっていくかもしれません。
できるかな?図書室登校
こどもの小学校は保健室登校はできるけど、図書室登校はできません。
保健室より図書室の方が過ごしやすいんだけどな~、人員や空きスペースの関係で難しいんでしょうね。
学校ごとに事情はあると思いますが、もし図書室登校ができて、子ども自身も興味を持つようであれば検討してみてはどうでしょうか?
図書室に行ったら展示物に注目してみよう
私は図書室に行ったら、展示物を見るようにしています。
そして展示物について、先生にちょっと質問してみます。「今月は〇〇がテーマなんですね」など。
展示スペースには、テーマごとのおすすめ本を展示していたり、子どもが作った作品が展示されていたり、謎の大きな卵が飾ってあったり、なかなか面白いですよ。
例えば、学校の先生全員のおすすめ本を展示していることもあって、校長先生のおすすめ、担任の先生のおすすめなど、先生の意外な一面を知りました。
図書の先生もいろいろ工夫して展示しているので、展示物はじんわりと盛り上がる話題になります。
そしてそれが糸口になって、意外なおすすめ本や最近の流行りの本、先生が子どもに読んでもらいたい本、などなど教えてもらえるんです。
「本当はこういう本を読んでほしくて、こういう工夫をしているんだけど、なかなかねー」
と、先生も試行錯誤で、子ども達に良い本を伝えようとしてくれています。
図書室も不登校の子どもに開放されたら嬉しいな
学校の図書室の魅力、うまく伝わりましたでしょうか?
それにしても、図書室が社会資源・教育資源として、どこで学んでいるかに関わらず全ての子どもに開放されると良いなと思います。
だけど条件が限られている現在、その条件の中で、少しでも子ども達とつなげていけるように努力していきたい。
単純に図書の先生とお話するのは楽しいですしね。
教科に関わらず、先生とお話すると学ぶことが多いです。
以上「図書の先生とつながろう!」でした。