100点取りたい、ドリルやりたい、書字障害の三女のホントの気持ち
以前の記事で、すっかり勉強嫌いになった三女の学びの環境についてどうするか、悩みながら書きました。
今回は、三女が伝えてくれた学びへの気持ちを書き留めておこうと思います。
- 見守る上で心にとめること
- 「100点とりたい」三女の気持ち
- 「ドリルいいな」やりたい気持ち
- それでも、本人がやりたい事をやる、を守る
- 学習につまずいたら、楽に解けるところからスタートする。
- 長女・次女で活躍した「ふり返り教材」
見守る上で心にとめること
前記事で確認したこと。
- 自己肯定感を育てる時期は、「自発的な学び」だけで過ごすのが適しているのかもしれない
- 子の育ちには時がある
- 「土づくり」「根を張る」「芽が出る」「葉を伸ばす」「実がなる」
- 自分から次のステップに以降するのを待つ
準備が整ったら自分から次に進むだろう、今は土づくりの時間で、介入されずに自由に過ごす時間が必要。
そこで、「本人がやりたい事だけやる。勉強はしない」という事を悩みながらも決心しました。
「100点とりたい」三女の気持ち
夕飯のちょっとした会話に、はっとする事がありました。
三女
「2年生の時から100点取れてない。1年生の時は100点取れていたのに。」
私
「え?100点取りたいの?」
三女
「当たり前じゃん!2年生からずっと、60点とか・・・10点の時だってあったんだよ!100点取りたいよ。」
私
「そっかー。確かに100点取れると嬉しいよね。」
そのまま別の話題に移りましたが、この時、改めて気づいたこと。
三女はすごく「やりたい、できるようになりたい」という気持ちを持っているし、「できた」という喜びを求めてる。
ここで「じゃあ勉強を・・・」と言ったら、この気持ちはなくなってしまうでしょう。
だから何も言わなかったけれど、いつか100点の喜びを味わってもらいたい、それ以外にも達成感を持てる機会を作りたい、と強く思いました。
「ドリルいいな」やりたい気持ち
その後も、ちょっとした勉強っぽい働きかけに、拒否反応を示していた三女。
朝食が終わると、すぐに工作にとりかかって、静かに黙々と作品を作っていきました。勉強は一切なし。
ところが今日、本屋に寄った時のこと、夏休み用のドリルを見て三女がポツリと言いました。
三女
「夏休みのドリル、いいなー」
私
「やりたいの?」
三女
「やりたい!」
私
「どれがやりたい?」
三女はまず1年生のドリルを開けて
「これなら簡単。100点とれる」
次に隣の2年生のドリルも開けて、
「これは得意なやつだから、これにする」
と言って選びました。
ドリルを楽しみにしているみたいです。思ったよりも早く、100点取れるかも?
三女が自分で、喜んで取り組めるものを選んだ、というのがとても嬉しいです。
それでも、本人がやりたい事をやる、を守る
こうなると、ついつい親の欲が出て、ドリルやらせてレベル上げて・・・とやりたくなります。
でもそれをやったら元のもくあみ。
自分で選んだことを自分のペースで、誰からも介入されないことを保証したいと思います。
学習につまずいたら、楽に解けるところからスタートする。
そういえばそうだったなー。
勉強につまずいた子の場合、すごく簡単な問題からやって「できた」体験を積みかさねていくのが良いんですよね。
(100マス計算など、その意味での効果も大きいのかも。)
長女と次女にもそうしたな、そういえば。
「こんなの簡単」って思って、物足りなくてもうちょっとやりたくなるようなことから、学年にとらわれずにスタートすると良いですね。
長女・次女で活躍した「ふり返り教材」
不登校の時や復帰直後、長女と次女の勉強は私が見ていました。
まずは、下の学年のプリントをやって、つまずきを探すようにする。
使ったのはこちらのシリーズ
これを選んだのは、シンプルな上に音読で復習した後でプリントにとりかかる、というプロセスがやりやすくて定着できそうだったからです。
長女、次女は学校の勉強に困らないタイプなので、陰山メゾッドが最初のスタートとしてちょうど良かったんですよね。
そこで苦手がわかったら、「スタディサプリ」や「とある男が授業してみた」を見て理解し、再度プリントを解く、別の種類のドリルで定着させる、という手順でした。
ある程度、取り組みと結果の楽しみが分かったところで、自分たちで通信教育を選び、今は自分で勉強しています。
長女はZ会ひとすじ。
次女はZ会をやめてチャレンジタッチに変えたものの、最近は物足りないみたいで「Z会をやりたい」と言っています。
こんなに色々選べるなんて、ありがたい世の中です。教材作ってくれている皆さんに感謝!